こんにちは、ジリたんです。
◆株式投資ビギナーの私が
初心者でもわかりやすいよう心がけて
株式投資について記述しています。
◆このページでは
MMM(スリーエム)
というアメリカの個別株について
・割安性
・財務面
・収益性
などの数値や特徴などをまとめています。
※ただし
これはあくまでも主観的なものであり
投資は自身の責任のもと、行っていただくようお願いします。
◆本題の前に…
まだ証券口座をお持ちでない方、すでに持っているけど使いづらい
という方に楽天証券の口座開設をオススメしています。
楽天ポイントが貯まったり、ポイントで株が買えたりと
楽天経済圏にお住まいであれば、なおオススメです。
証券口座は使い勝手や独自のサービス
またリスク分散の意味でも複数持つことが好ましいです。
この機会に楽天証券の口座開設をしてしまいましょう。
◆米国個別株で配当金を毎月受け取るためのポートフォリオ↓
◆数値は主に
楽天証券 に記載されている2022年12月あたま頃のデータを基に執筆しています。
スリーエムってどんな会社?
◆MMM(スリーエム)はどんな会社か。
楽天証券 に記載されている事業内容欄を引用してご紹介します。
安全・産業、輸送・電子、ヘルスケア、消費者の4つのセグメントを通じて事業を展開する。安全・産業事業は、研磨剤、自動車アフターマーケット、クロージャー・マスキングシステム、通信市場、電気市場、工業用接着剤・ テープ、パーソナルセーフティー、ルーフィング粒剤、その他で構成される。輸送・電子事業は、先端材料、自動車・航空宇宙、コマーシャルソリューション、ディスプレイ材料・システム、電子材料ソリューション、輸送・安全、その他輸送用機器・エレクトロニクスから構成される。ヘルスケア事業は、ドラッグデリバリー、食品安全、健康情報システム、メディカルソリューション、オーラルケアソリューション、分離精製科学などの製品およびサービスから構成される。消費者事業は、消費者にサービスを提供して、消費者向けヘルスケア、その他から構成される。
引用: 楽天証券 MMM 事業内容
◆MMM(スリーエム)は接着剤やテープなど
ホームセンターに売られているような製品がお馴染みの印象です。
◆たまに自転車いじりをする私は
ロードバイクのバーテープを固定するために
3Mのプラスチックテープを使用しています。
ビニールテープほど伸びてしまわないので
固定が甘くなってしまう不安が無く
その点が使いやすいと感じています。
◆MMMの業種は「消費財コングロマリット」と記載されています。
セクターとしては資本財セクターに分類されるそうです。
資本財セクターはBtoB、つまり企業間の取引をメインとしている業種が当てはまるそうです。
企業が製品をつくるための部品を取り扱っているイメージでしょうか。
DIY用としてホームセンターなどで見かける製品も多いので
一般客に対する販路もあるのかなと思います。
(それとも、3Mとホームセンター間のBtoBと解釈するのかな…)
◆電気関連や自動車関連、通信関連や建築関連など幅広く展開しています。
近年ではコロナショックの中、医療従事者が使用するマスクなどを手掛けていたり
オフィス用品から教育関連用品を手掛けていたりと
需要の幅広さが群を抜いている印象です。
スリーエムのチャートをチェック
◆トレーディングビューのリアルタイムチャートを掲載しています。
時間足など操作しながら確認することも可能です。
◆縦線の引いてある2018年1月頃の258ドル
(画像では248ドルにカーソルが合わせられていますが…)を頂点として
それまでは右肩上がりを続けていました。
それ以降は下落傾向にあることが窺えます。
コロナショックの頃は一旦下げ止まっていますが
もう一度下がって現在に至る感じです。
2018年までは100ドルあたりで止まっていたので
ポイントとなっているのかもしれません。
◆下落の理由…
調べられる範囲では
ミネソタ州との間で水質汚染に関する訴訟が行われており
それが終結したという2018年2月頃に出ています。
和解ではありますが、3M側がミネソタ州に8億5000万ドルの和解金を支払うとなっており
金銭的支出は大きかったと思われます。
3Mの下落理由を調べると「訴訟」いう言葉が並び
時期的に近いことから、この訴訟問題が下落要因となったのではないかと感じます。
◆またアメリカ軍関係者との間で耳栓を巡る訴訟問題が発生しており
数件の賠償金支払い命令が下されています。
この「耳栓訴訟」に関しては、全面的には解決していないらしく
株価の面で言うと、影響を与え得るリスクとして懸念されている模様です。
スリーエムに関する指標
◆MMM(スリーエム)の株を購入する際に
参考となりそうな指標を記述します。
◆株式を購入する際にチェックすべき指標や数値は多岐にわたるので
別の記事にまとめてあります。参考になれば幸いです。
◆ただ、あまりに多岐にわたるので
全ての指標が当てはまっていなければ購入しない、というわけでもありません。
◆基準となる数値をまとめた記事↓
価格
◆一株当たり125ドルくらいです。
※執筆時の価格です。上記のリアルタイムチャートで確認しましょう。
◆現時点までの最高値がおおよそ258ドルくらいです。
それまでに100あたりで抑えられていた時期があり
最高値からの下落時も、100を割らない状態で下げ止まっていたりと
100ドルというのがポイントになりそうな感じです。
◆そのふたつのポイントから考えると、価格は安いような印象です。
しかし、チャートの形状的には
下落の勢いが止まっているような印象は持てませんね…。
配当利回り
◆配当利回りは2022年12月あたまごろで
4.78%
◆4%台後半となっており、利回りの点から言うと
高配当であると言えます。
割安性を示す指標
PER 12.19倍
PBR 4.74倍
◆PERは基準の範囲内で若干割安な印象を与えます。
PBRが高めです。
同業種平均と比べ資本金が少ないので
それがPBRの数値に影響しているのかもしれません。
◆PBRがあまりに高い銘柄の実例↓
財務面を示す指標
・自己資本比率 32%
・負債比率 68%
・当座比率 115%
・流動比率 170%
(小数点以下、四捨五入)
◆自己資本比率が低めです。
基準の範囲内でギリギリといった数値です。
ですが負債比率、当座比率、流動比率に関しては
基準よりもいい数値です。
ここから訴訟の賠償金を支払うのか
既に支払った後でこの数値か
によっても違ってくるかもしれませんが。
収益性を示す指標
ROE 39.35%
ROA 12.58%
◆ROE、ROAともに基準より高めです。
借金によってROEが高い場合もあるみたいですが
その場合ROAは低くなるそうです。
2018年から2021年までROEは年々下がっており
一方、2019年からROAは上がっています。
2019年から負債の合計も下がっているので
借金による数値の変化ではないと考えられます。
◆売上高成長率は
10年成長率は、1.79%
5年成長率が3.26%と、高い数字ではありませんがプラスです。
売上高営業利益率は20.81%と高水準です。
◆改めて、基準となる数値をまとめた記事はこちらです↓
配当月
◆MMM(スリーエム)の直近の配当支払い月は
3,6,9,12月…です。
(なお、権利落ち日は前月の中ごろだと思われます)
◆またMMM(スリーエム)は
連続増配年数が64年と長く配当貴族と呼ばれています。
ただ配当性向が70%前後と高いので
株主還元意識が強いものの、会社に残るお金が少なめとなる傾向にあるそうです。
◆2月に配当が支払われる銘柄まとめ↓
◆1月に配当が支払われる銘柄をまとめてある記事もチェック↓
まとめ
◆MMM(スリーエム)…
・幅広い分野に製品を提供。ディフェンシブと言えそうな印象。
・BtoBメインだけどBtoCもある。
・現時点で訴訟問題を抱えている点がリスク。
・連続増配年数64年。(配当性向高め)
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