こんにちは、ジリたんです。
◆株式投資ビギナーの私が
初心者でもわかりやすいよう心がけて
株式投資について記述しています。
◆このページでは
SPYD
というアメリカのETFについて
その特徴などをまとめています。
※ただし
これはあくまでも主観的なものであり
投資は自身の責任のもと、行っていただくようお願いします。
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過去30年分のチャートを表示可能。
トレーディングビューなどでも表示可能ではあるけど
日本株は20年分しか対応してない模様。
◆数値は主に
楽天証券 に記載されている2023年のデータを基に執筆しています。
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SPYDとは何か?
◆SPYD(エスピーワイディー)は
正式名称を「SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF」と言い
アメリカの高配当ETFのひとつです。
ステート・ストリート社という資産運用会社が運用しています。
◆ステート・ストリート社は
バンガード社、ブラックロック社と並び
世界3大資産運用会社のひとつに数えられるほどの規模を誇ります。
また、現存する銀行として
アメリカで2番目に古くから存在するという歴史を持つそうです。
◆この記事で紹介するSPYDのように
「SPDR(スパイダー)」という名の付くETFを運用しています。
アメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動する
「SPDR S&P 500 Trust ETF」は世界最大の純資産残高を誇るそうです。
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、S&P500高配当指数(同指数)のトータルリターン(経費控除前)のパフォーマンスに概ね連動する投資成果を上げることを目標とする。同指数は、配当利回りに基づき、S&P500指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄のパフォーマンスを計測することを目標とする指数である。
引用: 楽天証券 SPYD ファンド概要
◆SPYDは「S&P500高配当指数」という指数に連動する
インデックスETFです。
◆S&P500高配当指数とは…
S&P500に採用されている銘柄のうち、配当利回りの高い80銘柄で構成される指数です。
◆ではS&P500指数とは…
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスという会社が算出している指数で
米国内の代表的な500社を厳選して算出された指数です。
◆S&P500を指数とした銘柄は
比較的キャピタルゲインを期待しやすい銘柄と言えます。
ですがGAFAMのように
成長性は高いながらも、配当に関してはあまり期待できない銘柄も含まれています。
SPYDはそんなS&P500の中で
配当利回りの高い80銘柄を選抜している
ということになります。
◆銘柄数だけで分散性を考えるとすれば
400銘柄で構成されるVYMには劣りますが
HDVの75銘柄より、微妙に勝るといったところでしょうか。
◆ETFって何?という方にはこちら↓
SPYDを構成する銘柄について
◆SPYDは80の銘柄で構成されています。
SPYDをひとつ買うだけで
80の銘柄を分散して購入していることになります。
個別の株式を購入するのに比べれば
ある程度、分散性の高いETFと言えるでしょう。
◆より分散性の高い高配当ETF
VYMについても理解しておこう↓
◆SPYDを構成する上位5銘柄
銘柄 | シンボル | 構成比率 | 備考 | |
1 | オムニコム・グループ | OMC | 1.47% | |
2 | インテル | INTC | 1.47% | 関連記事あり |
3 | アッビィ | ABBV | 1.45% | 関連記事あり |
4 | エクストラ・スペース・ストレージ | EXR | 1.44% | |
5 | パラマウント・グローバル | PARA | 1.44% | 関連記事あり |
◆ステート・ストリート社のSPYDに関するページにアクセスすると
全ての銘柄を確認することができます。
私が使っている楽天証券に記載されている上位5銘柄のみ
ここでは記載します。
◆構成銘柄数はHDVと大差ないのに
上位の構成比率が低めですね。
下位の構成銘柄との比率差を
あまり発生させないようにしているのかもしれません。
セクターについて
◆SPYD構成銘柄のセクター(業種)比率については
不動産の比率が最も高くなっています。
続いては金融セクターで
景気敏感株と呼ばれるセクターが上位を占めていて
40%近くになっています。
公益事業や生活必需品といったディフェンシブな銘柄も
わりと上の方に入ってはいるものの、割合が高いとは言えませんね。
キャピタルゲインが期待できるかわりに
配当利回りが低めの銘柄が多い情報通信は
やはり少ない割合となっていることが分かります。
◆HDVと比べると、セクター比率の違いは顕著で
これらを保有するだけでも分散性が高いのではないかと思います。
SPYDのチャート
◆SPYDのチャートを見てみましょう。
よく比較される高配当ETFであるVYM、HDVのグラフと比較してみました。
◆黄色がSPYD、オレンジがHDV、青がVYMのグラフです。
VYMやHDVに比べてSPYDの基準価額は低めです。
この中では最も歴史の浅いETFで
リーマンショックの経験はありません。
コロナショックでの下落幅は
HDVやVYMとあまり差が無いように見えます。
しかしHDVやVYMはコロナショック以前の価格に対して
回復して多少なりとも上回っているように見えるのに対し
SPYDは上手く回復できていません。
高配当のETFをなるべく安く手に入れられるチャンスとも言えますが
何かしらの欠点があるのかもとも思ってしまいます。
◆SPYDのリアルタイムチャート
◆財務健全性の高い高配当ETF
HDVについても理解しておこう↓
SPYDの配当金(分配金)推移
◆SPYDの配当金(ETFは分配金と呼ぶのが正解だそうです)の推移を確認しましょう。
日付 | 分配金額 |
2019年 | 1.7462ドル |
2020年 | 1.6320ドル |
2021年 | 1.5492ドル |
2022年 | 1.9833ドル |
2023年 | 1.8276ドル |
◆ここで表示しているのは
楽天証券でも記載されている2019年からのデータになります。
コロナの影響を直撃していそうな2020年、2021年は
続けて減配をしています。
景気敏感なセクター比率が多い影響もあるのかもしれません。
◆配当利回りは4.5%くらいを前後していることが多い印象です。
5%台に乗っている時もあり、高配当ETFの中では高めの数値となっています。
いくつかのサイトでもだいたい同じような数値で表が作られていました。
(この数値の出どころが分からないので、著作権的に引用は控えます)
◆高配当ETFと呼ばれる中で
SPYDは特に配当利回りが高めといえます。
ただし基準価額そのものが低いため
配当額自体は低いです。
配当月
◆SPYDの配当支払い月は
3,6,9,12月…です。
◆個別銘柄を組み合わせることによって
毎月配当金を受取ることも可能です。
◆米国個別株で配当金を毎月受け取るためのポートフォリオ↓
◆上記はあくまで一例です。
銘柄選びに迷ったら金融庁認可のプロに任せてみる方がおすすめ。
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まとめ
◆【米国高配当ETF】SPYDについて知ろう。
・S&P500のうち高配当な80銘柄に分散するETF
・世界三大運用機関、ステート・ストリート社が運用
・高配当の中でも特に高利回り
・景気敏感株の割合が高くリスクが少し高いかも